ハリネズミをお迎えしてから1番最初に苦戦するのはハリネズミとどうやったら仲良くなれるのか、と言うところですよね。ハリネズミの習性で書いた通り、ハリネズミはとても繊細な性格をしています。そんなハリネズミとの距離を縮める方法をここでは紹介していきます。
性格
まずはハリネズミとはどんな性格な子なのか、簡単に説明していきます。
臆病
ハリネズミは一言でいうととても臆病な性格をしています。背中の針は自分の身を守る為に有るということもあり、何かに怯えるとすぐに針が立ちます。その為、お迎え直後などは特にずっと針を立てて警戒状態でいることが多いです。針が立っている時は怯えている、または警戒していると考えましょう。
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繊細
ハリネズミは繊細さも持ち合わせています。特に足湯をした後など、ハリネズミにとって嫌なことや負担になってしまうことをするとすぐにストレスで緑のうんちをしたりします。ハリネズミはストレスを感じやすく、ストレスに感じるとすぐにうんちの色が変わるのが特徴です。
神経質
繊細さゆえかハリネズミはとても神経質でもあります。ケージ内のレイアウトを変えたりすると、今まで昼間などでもハウスから出て来てくれた子でも人前に現れなくなってしまうことがあります。神経質がゆえに環境が変わるのをとても嫌います。
懐かない
上記の性格から、ハリネズミはとても人に懐くタイプの動物ではありません。ネットなどで見かけるような、手の上でお腹を見せてぐでっと寛いでいる姿はとても珍しい個体と言えます。どのハリネズミもそのように懐くとは限りません。どちらかと言うとそうならない場合の方が多くあります。その為、ネットでその姿を見て、それきっかけでお迎えしようと考えると実際のギャップにショックを受けてしまうかもしれません。そのように懐く場合はとても希少なのでその事をしっかりと理解することが大切です。懐くというよりも距離感でいえば〈慣れる〉に近い為、しっかりと慣れて貰えるようにスキンシップを取りましょう。
スキンシップの取り方
ここではハリネズミをお迎えしてからどうやって距離を縮めたらいいのか簡単に説明します。
匂いに慣れさせる
お迎えしてすぐに自分が着ていた服で洗濯をしていない下着の様な物を切り、切れ端いくつかをハウスの中に忍び込ませると自分の匂いに慣れてくれやすくなります。自分の匂いを落ち着く匂い、だと覚えて貰うことでぐっと距離が縮まります。
おやつをあげる
1番簡単に距離を縮める方法として、大好きなおやつをあげるというものが有ります。ハリネズミが大好きなのはミルワームです。乾燥タイプと生餌の場合と2種類あります。うちのハリネズミは乾燥ミルワームはそのままの状態ではあまり積極的に食べない為、粉末状に砕いてフードに混ぜることで徐々に乾燥ミルワームも食べるようになりました。うちの子のように乾燥ミルワームはそのままでは食べない場合もあるので、一工夫して食べるようになってから直接あげるようにすればスキンシップの1つにもなります。
触れ合う
お迎えしてから1週間ほどはそっとしておくのが無難ですが、2週間目からは少しずつ触れ合いを増やすとオススメです。ブランケットのようなふわふわした物を膝の上に敷き、その上にハリネズミを下ろしブランケットで顔だけ出るように軽く体を包んであげます。ハリネズミは頭を隠すように逃げるのでブランケットの上でそんな攻防戦を繰り広げることでハリネズミを抱っこする練習にもなります。あまり長時間の触れ合いはハリネズミの負担になるので、最初は短い時間から少しずつ伸ばしていくようにしましょう。また、抱っこをする時は無理に抱っこするのではなく、鼻先に手を出しハリネズミが丸まりを解いたらゆっくりとお腹の下に手を入れるようにしましょう。焦って抱きかかえると警戒を強めてしまうので注意が必要です。
うめきちの思い出。
可愛い寝方。 pic.twitter.com/Bsvei66J1f— アサノ (@asanovskihal) October 16, 2023
まとめ
◎ハリネズミはとても臆病な性格をしている
◎懐くのではなく<慣れる>生き物
◎スキンシップを取り距離を縮めよう
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